更新も随分とご無沙汰になってしまいました。
皆様お元気ですか? ここ最近あったことを毎度の如く書いてみます。
9月10月とベルリンに戻って、MOZARTの珍しいコンチェルトを
弾いてきました。3台ピアノとオーケストラという編成の所為か、
中々演奏できる機会が無いの曲で、リハーサルも含め本当に楽し
かったです。この曲はロドロン伯爵夫人とその二人の令嬢の為に
書かれたらしく、1ピアノと2ピアノはそれなりに技巧的でもある
のですが、3ピアノがとても易しいんですね。
というわけで(?)この方の登場!(ベルリン芸大でのリハより)
この座ってる紳士に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれ
ません。そう、2007年にノーベル化学賞を受賞された
ゲルハルト・エルトゥル博士です。実は博士はオケの演奏会を援助
してくださったりした経緯もあり、今回彼のお誕生日という事もあり、
なんと3番ピアノで堂々のデビュー(?)です。本当に音楽を愛して
らっしゃって、ただそれだけで、有名人ぶったり一切
されるどころか、我々を立ててくださったり、そのお人柄に
どれだけ助けられたか、、演奏にも深い味わいがあったと思います。
コンサートマスターと熱心に話す博士↓
なので本番はベルリン工科大学主催という珍しい形でした。
満員のお客様と暖かい同僚に支えられ、良い演奏会でした。感謝!
我々のコンサートマスターは元々シュターツカペレ(現在バレンボイム氏が
シェフを務める)で演奏していた人ですが、彼も本当に、前回同様
一生懸命暖かい言葉と仕草で励ましてくれるあったかーーーーい人です。
合間を縫って、Grünewaldやバッハの故郷、Eisenachを散策して
きっとこのインスピレーションはどこかで繋がるのだと思います。
Grünewald↓
バッハが洗礼を受けた教会↓ バッハも歩いたはずの森↓
バッハの時代には無かったけど、アイゼナッハの美味しい料理
バッハの紋↓ バッハ家の税金の帳簿↓
10月中頃に日本へ戻って、長野市で演奏とレッスンをしてきました。
サンピアン様、ありがとうございました.たくさんの熱心な講師の皆様を前に
緊張しましたが、どなたも本当に僕の拙い言葉を懸命に理解しようと努めて
くださり、感謝です。
写真がこれしかないのですが、一部の講師の方々、そして春畑セロリ先生と
11月に入ってからは、再び吉永哲道氏と合わせを始め、
11月15日に名古屋のしらかわホールでブルッフを演奏してきました。
最近知った曲なのですが2台ピアノと管弦楽で、華やかな曲です。
伊藤美佐子先生、セントラル愛知交響楽団の皆様、本当に本当に、
ありがとうございました。この日のお客様はすごく優しい雰囲気でした。
リハーサルの稲沢市民会館↓ しらかわホール↓
どうもインフルエンザが流行り始めたようですね。皆さんも
ご自愛ください。そして楽しいクリスマスシーズンをお迎えください^^