スイス〜イタリア〜ドイツ
暑中お見舞い申し上げます。 酷暑の折、いかがおすごしでしょうか?
こまめに水分、クエン酸、塩分を摂ってくださいね。
さて、先月はヨーロッパで弾いておりました。
6月の初めはスイスのルガーノという街へいきました。ここで毎年
行われる、ルガーノ音楽祭の中の”マルタ・アルゲリッチ プロジェクト”で
ブゾーニを演奏させていただきました。凄腕の音楽家たちに囲まれ、暖かい
お客様の中で演奏できて本当に嬉しかったです。
このブゾーニの曲は、最初勉強を始めた時は「うわあ、、、なんじゃこりゃ」
と思うほど意味不明だったのですが、勉強を重ね、リハーサルを重ねる毎に
多彩なキャラクターを楽しむ方法が見つかり、本番を楽しむことができました。
個々は全体を組織する細胞かのように、このセンスはスクリャービンに通ずる
ところがあるような気がしました。
ルガーノを辞したあと、友人とミラノへ寄り、ミラノ記念墓地に眠るトスカニーニと
ホロヴィッツにご挨拶。 ご存知の方も多いはずですが、ホロヴィッツの奥様はトスカニーニの
娘にあたるワンダ夫人。なのでご家族として同じ墓所に眠っています。たった一音でも良いから
上手くなりたい!と思いショパンの楽譜を持ってパシャリ。こんな格好のアジア人を不思議に
思わない人がいないわけもなく、巡回の警備員がなんどもなんども偵察にきました。笑
ご挨拶もすみ、一路ドイツへ。ベルリンで数日を過ごしたのち、BadRehburgと
ALTENAという街でリサイタルをしてきました。会場などの写真を撮る余裕がなかったので
ここにお見せできないのですが、どちらも暖かい雰囲気で、響きも透明で、そして
お客様も本当に素敵で、もちろん弾いてる間はただただ一生懸命ですが、終わった後
とてもホッコリできる演奏会でした。
主催の方に言われた一言に救われ、報われ、ベルリンへ戻るICEの中で涙がでました。
彼らに次も喜んでもらうために、気持ち新たにまた勉強していこうと思います。
最後に使ったエネルギー分の肉を摂取。ドイツ料理もなかなかですね?笑
2016/09/02 at 10:17 AM
いいっすね!
かなりうまそうです。
いつか生で聴いてみたいところですwww
2022/09/15 at 9:21 AM
ありがとうございます!いつかコンサート来てください^^